木魚歳時記第4353話

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 保元以来の市街戦におびえ切っていいる都民たちは、またかとギョとなり、騒然として資材をあちらこちらに運び、逃げまどいつつも、「入道大相国、天下ヲ怨ミ、中宮ヲ迎エ取リ奉ラレ、福原ニ下向セラルベシ」
 など取り沙汰がやかましかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1003

    温石のやうな婆の世話となり  温石(おんじゃく)

 「ボクの細道]好きな俳句(2093) 波多野爽波さん。「黄落の我に減塩醤油かな」(爽波) 「黄落」と「減塩醤油」の取り合わせです。作者の心境は察する以外にありません。さて、ボクも、入院(70日)をしてわかりました。それは「減塩食」が続くとつらい(汗)。けど、ボクは「痛い」が無いだけ幸せです。仏さまのご加護と感謝しています。

  さいちよい。はたらけよ。
  はたらけば、こころがこゑる(肥える)。
  なむあみだぶつの
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)