木魚歳時記第4317話

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 当年三十八歳正二位権大納言どまりの成親に対して、重盛はじめ平家の一門がどんどん彼を乗り越して官位を進める清盛のその計らいが気に食わない。清盛を倒して政権を握りたいのが彼の野望である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)968

     さつきから行ったり来たり赤とんぼ

 「ボクの細道]好きな俳句(2057) 永田耕衣さん。「薪在り灰在り鳥の渡るかな」(耕衣) 確かに、薪(たきぎ)は燃えて灰となります。しかし、本来「薪は薪」「灰は灰」であります。さて、前回にも触れましたが、今日は相棒の誕生日です。傘壽(明年)を迎えます。ボクたちも、どちらがさきに「薪となるか」「灰となるか」それはわかりませんが! 出来る形でお互いが支え合えることができれば・・

     しんじつはわ、をやがをやをしらせて。
  なむあみだぶつ、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)