木魚歳時記第4282話

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 時に酔いただれた一人が妖(あや)しく笑いながら、
「今の別れにはなむけせずにおられるか。だがおれには金も衣もないわ。さあこれでも肴にしてくれ。このきのこは珍重な味がしようぞ」
(佐藤春夫『極楽から来た』)938

       銀杏にクレオソートの匂ひかな  銀杏(ぎんなん)

 「ボクの細道]好きな俳句(2022) 池田澄子さん。「先生ありがとうございました冬日ひとつ」(澄子) 痛みの伴わない慢性病は命取りになることもあります。ましてや高齢者えあれば。ともかく、痛い病気には罹りたくはない。痛い病気が避けられるなら・・冬日の一つくらいは先生に差し上げてもいい(汗)。
  ああ、せかいにみちるなむあみだぶつ。
  せかいわ、わしがをやにもろをて、
  これがたのしみ、なのしみ、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)