木魚歳時記第4189話

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 また、仁和寺の隆暁法印という人が行き倒れを見つけるごとに、その額(ひたい)に阿字(あじ)を書いて仏縁を結ばせて弔って、人数をかぞえたら、四月と五月のふた月間に、
(佐藤春夫『極楽から来た』)848

       恐るべき巨乳をめざし夏来る

 「ボクの細道]好きな俳句(1935) 岩淵喜代子さん。「食べるでも飾るでもなく通草の実」(喜代子) 「通草」(あけび)の実は秋季となります。熟して裂ける「あけび」に出会いたい。さて、「おそるべき君等の乳房夏来る」(西東三鬼)の作品があります。丸写の某氏の17文字は論外となります。でも、テレビで見た、叶(かのう)姉妹の豊胸を詠いたかった(笑)。

  ときどきもをすねんぶつわ、
  これは、みゑねども、わしがおやさま、加納
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)