ご受戒は荘重(そうちょう)に型の如く静賢法印も立ち会いで執り行われた。三帰(さんき)の作法から始めて戒目を授け奉って後、「よく保や否や」と軌に従って問いまいらせると、青色すがすがしいあざやかな、みすのなかからは、女性のようにやさしく美しいしずかなお声が型の如く「よく保つ」と力なくお答えあった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)840
チューリップ壁に人体解剖図
「ボクの細道]好きな俳句(1927) 山田弘子さん。「過ぎ去つてみれば月日のあたたかし」(弘子) さて、ボクの恩師も、先輩も、お知り合いの方々も、ずいぶん多くの方々が亡くなられました。いろいろの思い出が甦ります。それもみんな懐かしい思い出となります。多くは「昔はよかった」の思いに満ちています。。
わしの、ほんの(煩悩)このままで、
さとりにとられて、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)