源空の法華三昧の半行半坐三昧では、『法華経』にあるとおりに普賢(ふげん)菩薩が六牙の白象に乗ってお姿を現したとか、彼が『華厳経』披見の机上には龍王の権化(ごんげ)の小蛇のわだかまっているのを見た、などと同輩が彼の修法の修行に熱中していた様を語り伝えている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)768
疎水端インクラインや風花す
「ボクの細道]好きな俳句(1848) 大峯あきらさん。「神々のたたかひし野に鍬始」(あきら) 鍬(くわ)を入れる、その季節の農耕を始めるということでしょう。我が国の歴史は『古事記』『日本書紀』に始まると伝えれます。これら記紀に登場する神々の戦場となった神々しゆかりの土地を、今年も無事に鋤(すき)始めることができる幸せを詠ったおおらかな作品です。
あさをくる(起きる)、
なむあみだぶつにつれられて、
ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)