木魚歳時記第4100話

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 それとて素質に合っているならよかろうが、素質に合わないらしいわが身がそれに打ち込んでいることに、果たして意義があるのであろうか。
 彼はいつもそんことを考える。それでいて、聖道門をなかなか捨て切れないで、修法には人並以上に熱心であった。彼は何ごとにもいいかげんににはすまされない念者なのである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)767

       回文で「談志が死んだ」冬の雷

 「ボクの細道]好きな俳句(1847) 大峯あきらさん。「吾子が嫁く宇陀は月夜の蛙かな」(あきら) 宇陀(うだ)とは、奈良県の宇陀地区のことでしょうか? 万葉のお歌にも登場する歴史ある地名だと思いま。月夜に啼く「かわづ」の声で、宇陀に嫁いだわが娘のことを思う・・さて、ボクも娘が二人嫁いでいますが、何事もなければ、いつまでも、何も音信がありません(汗)。

  わたしや、わすれてくらすのに、
  をもいださせてくださるをやよ。
  ごおんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)