木魚歳時記第3990話

 

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  車が着いて車寄せに停まると、み簾(す)のなかからえもいわれぬいい匂いのなつかしいお方が出て来られ、すだれをあげて車から降ろして下さるのもったいない。立ったまま着物の上からひしと抱きしめて、どうしていたか、待ちどおしかったと仰せられたが、お返事さえできませんでした。
(佐藤春夫『極楽から来た』)663

     凍鶴の二つの足で立つことも

「ボクの細道]好きな俳句(1737) 与謝蕪村さん。「遅き日のつもりて遠きむかしかな」(蕪村) 心情作品です。癒されます。
       
       八種の正しい道の悟りによって自らを得たのである
       (愛欲を)離れることもなく(愛欲に)染められることもない
       執着は尽き、欲望の網は打ち破られた
       自らこのようになったのであり、師から授かったものではない

       (ブッダ)

蚤(のみ)1 弾機(ばね)仕掛けの煙草(たばこ)の粉。