車が着いて車寄せに停まると、み簾(す)のなかからえもいわれぬいい匂いのなつかしいお方が出て来られ、すだれをあげて車から降ろして下さるのもったいない。立ったまま着物の上からひしと抱きしめて、どうしていたか、待ちどおしかったと仰せられたが、お返事さえできませんでした。
(佐藤春夫『極楽から来た』)663
凍鶴の二つの足で立つことも
「ボクの細道]好きな俳句(1737) 与謝蕪村さん。「遅き日のつもりて遠きむかしかな」(蕪村) 心情作品です。癒されます。
八種の正しい道の悟りによって自らを得たのである
(愛欲を)離れることもなく(愛欲に)染められることもない
執着は尽き、欲望の網は打ち破られた
自らこのようになったのであり、師から授かったものではない
(ブッダ)
蚤(のみ)1 弾機(ばね)仕掛けの煙草(たばこ)の粉。