木魚歳時記第3989話

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 注記:バックナンバーの関係で『極楽から来た』の掲載を1回分「お休み」いたします。 

     我はこれ
     烏帽子もきざる
     男なり
       (法然上人)

 「烏帽子(えぼし)も着ざる男」とは。法然上人は、43歳のとき、叡山(天台)での、地位・名誉・名声など一切を捨て叡山を下られました。そして、お念仏による庶民の仏教(浄土宗)を開かれました。

        相棒は京女なり葛の花

 「ボクの細道]好きな俳句(1736) 与謝蕪村さん。「さみだれや大河を前に家二軒」(蕪村)大好きな作品です。
     
       自ら利することができなければ
       どうして他人を利することができよう
       心が調御され身体も正しければ
       どんな願いも到達できる(ブッダ)  

  蟻と蝦蛄(しゃこ)の子5 彼は立ち上がって、撃とうとした。ところが、右の腕が痺れ(しび)れて「羽根蟻が這(は)っているように」むずむずする。鉄砲を構えることができない。腕はまたぐったり垂れ、そして蝦蛄の子はその痺れがなおるまで待っていない。