木魚歳時記 第3981話

f:id:mokugyo-sin:20191015042044j:plain

 狩人のゐる野に立てる鹿だにも のがるる道はありとこそ聞け 隆信
 かえし(返歌)
  のがるべき方なき野べの鹿よりも我こそいたくおもひ消えぬれ 女
(佐藤春夫『極楽から来た』)656

      黙の夜しばらくしたら雪となる  黙(もだ)

「ボクの細道]好きな俳句(1729) 与謝蕪村さん。「春の夜や盥を捨る町はずれ」(蕪村) 盥(かなだらい)の水か?
       
       聡明な者が智者に近づくのは
       舌が食べ物を味わうようなもので
       ほんのすこし間親しんだだけでも
       ただちに道のかなめを理解する(ブッダ)

 ばった5 しかし、そういっている間に、もう彼をつかまえていられなくなる。彼はまだ死にもの狂いになって跳ねだそうとする。緑色の怪物は、急に激しく身をもがいて君の手をすり抜け、脆(もろ)い、取り外し自在のからだが、可憐(かれん)な腿(もも)一本、君の手の中に残して行く。