この応酬(おうしゅう)歌のかえしは女とばかりで名は記されていないが、とっさの間に隆信を隠した落ち着きぶり、また口とく「その鹿よりこちらこそよっぽど」と口とくけして、その時の胸のときめきをそのままに感じさせるような歌いざまなど、この女というのがわたくしにはどうも小侍従と思われる。
(佐藤春夫『極楽から来た』)657
雪積もる今日一日を密やかに
「ボクの細道]好きな俳句(1730) 与謝蕪村さん。「河童の恋する宿や夏の月」(蕪村) 発想の転換が意外!
弓を作る人は角を調え
水に慣れた人は船を調え
巧みな大工は木を調え
智慧ある人は身を調える(ブッダ)
蛍(ほたる)1 いったい何事があるんだろう。もう夜の九時、それにあそこの家(うち)ではまだ明かりがついている。