木魚歳時記 第3972話

f:id:mokugyo-sin:20191015030157j:plain

  よそにこそ撫養(むや)蛤踏み見しか逢ふと海人(あま)のぬれ衣と知れ
 ととぼけて浮名を否定している。むやの蛤(撫ぜ養う蛤)とはきわどいあぶな絵的のしゃれを歌ったものである。いかにも小侍従らしい。
(佐藤春夫『極楽から来た』)647

       草庵のくぼみに白き草の花

 「ボクの細道]好きな俳句(1720) 与謝蕪村さん。「しら梅に明る夜ばかりとなりにけり」(蕪村) 美しいすぎます!
      そもそも人がすぐれて利益を得ようとすれば
      やって来て自分で仏に帰依しなさい
      このために昼夜いつも
      仏・法・僧(の三宝)を思うべきである(ブッダ)

 蟋蟀(こおろぎ)3  どうも邪魔になるそこのそこの大きな草の根を鑢(やすり)で削る。