木魚歳時記 第3942話

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  一見矛盾したように見える『平家物語』と『盛衰記』との書きざまには頼政に対する好意と否との差別は見えるが、事実は同じ事であり、二つとも少しもうそは書いていないように思われる。唱と竪者豪運との問答を『物語』は豪運の答えの方bかりを記し、また『盛衰記』は唱のいいかけた方ばかりを記した結果、こんあ矛盾したような事になってしまっているが、事実は頼政が唱をして、
(佐藤春夫『極楽から来た』)618

      風吹けばああ栗の花くりの花

「ボクの細道]好きな俳句(1691) 松尾芭蕉さん。「古池や蛙とび込む水の音」(芭蕉) 飛び込んだ蛙は、一匹か数匹か? それで大論争になったそうです!

    学んで 多く聞き 
    戒を守り 失うことがなければ
    この世と 次の世に恵まれ
    それぞれ その願いを成就する(ブッダ)

 蛙(かえる)1 ぱっと留め金が外れたように、彼女はその弾機(ばね)をはずませる。彼女らは、煮立ったフライ油のねっとりした雫(しずく)のように、草中から跳ねあがる。(ルナール『博物誌』より)