朋友(ほうゆう)・親友に憐(あわれ)みをかけ、心がほだされるとおのが利を失う。親しみはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。(スッタニパータ)
ここでいう「利」とは、大切なものという意味でありましょう。独りでいれば、最も大切なものを失わないですむとの意となります。(釈尊は亡くなられる直前に)「自灯明」(じとうみょう)と説かれました。すなわち「テールランプを追うよりも、ヘットランプを点して自力で走行せよ。」という意味のことを示されたと伝えられています。
さくらさくらさくらさくらや磨崖仏
磨崖仏(まがいぶつ)