木魚歳時記 第1825話

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 清明神社(せいめいじんじゃ)

 清明神社は、平安中期の陰陽博士(おんみょうはくし)安部清明(あべのせいめい)を祀る神社です。清明は陰陽道(おんみょうどう)・天文学の奥義(おうぎ)に通じ、職神(しきがみ)、すなわち、精霊を駆使してさまざまな未来を予知し、奇蹟を行ったと伝えられています。例えば、星座の急変するのを見て花山天皇(かざんてんのう)の退位を予知したとも伝えられています。また<清明桔梗印>の護符は有名です。寛弘四年(1007)、一条天皇の勅旨(ちょくし)により、清明の邸宅跡に創建されたのが清明神社です。その境内には、清明の念持力(ねんじりき)で湧出(ゆうしつ)したといわれる清明水があり、飲むと悪病難病が平癒するといわています。(上京区・葭屋町通一条上る・清明町)

    老僧は朝から酒や山頭火忌