「今日のことば」
庭のなか(1)
薔薇の花一あんた、あたしを綺麗(きれい)だと思って・・?
黄蜂(くまばち)一下の方を見せなくっちゃ・・。
薔薇の花一おはいりよ。
(ルナール『博物誌』)
「ボクの細道]好きな俳句(842) 井上菜摘子さん(夏季)。「銀河あふれ身ぬちの水位とりもどす」(句集『さくらがい』) 作者の代表句の一つです。さて、何かあったのでしょうか? 身も心も乾き切るようなことは、だれにだって、一度や二度はあるものです。そんな時、壮大な銀河の流れを眺めていると、失われそうになったものがまた満たされてゆく思いがする。と、そんなふうに読みました。春季の「菜の花は吃水線なり逢ひにゆく」(菜摘子)と同様、スケールの大きな作品です。
六月を裏であやつる陰陽師
陰陽師(おんみょうじ)