木魚歳時記 第1138話

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猪神社

 護国神社は、最初、和気氏一族の氏寺である神護寺(右京区高尾)の境内に祀られていましたが、明治19年に、御所の守護神社として現在地(烏丸下立売り)に移転しました。
 清麻呂の姉の和気広虫(わっけのひろむし)は、いまでいう養護施設、つまり孤児院を開設して洛中の孤児を養育したことで有名です。そのため護国神社は「子育て明神」と呼ばれていたようです。また、神社の境内には霊猪像(れいちょぞう)をお祀りします。また、猪の置物が沢山飾られているところから、護王神社は「いのしし神社」とも呼ばれ親しまれています。

     下京に生れはんなり京菜漬