木魚歳時記 第1823話

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 本隆寺(ほんりゅうじ)

 本隆寺は、法華宗真門流の総本山です。長享二年(1488)日真(にっしん)が六角西洞院に草庵を結んだことに始まり幾多の変遷を経て現在地に至ったと伝えられます。日蓮宗洛中21ヵ寺の一つに数えられます。天明三年(1657)再建の本堂は、西陣焼け、天明の大火も免れたところから<不焼寺(やけずの寺>とも呼ばれ、厄除けにご利益があると信仰されています。また、寺域にある松の樹皮を寝床に敷いて寝かすと幼児の夜泣きが止むという伝説があり<夜泣き止め>の松と呼ばれて親しまれて来たようです。また、寺域には無外尼が悟りをひらいたと伝えられる<千代野井>や、江戸初期の儒医・黒川道祐の墓があります。(上京区・智恵光院通五辻上る・紋屋町)

   米俵どこをぬいても今年米