木魚歳時記 第1137話

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真燎庵(しんりょうあん)

 庚申堂(こうしんどう)からすこし南に行くと 、
小さな庵(いおり)があり、 
こんな張り紙がしてありました。 

 春の花は枝の下に  
 落ち葉の露は葉の前に沈む 
 逝水(せいすい)住(とど)まること能(あた)はず 
 廻風(かいふう)幾(いくたび)か 
 音を吐く (弘法大師) 

「春の開花、紅葉の栄枯盛衰、人の世も日々美しい、 ということか。」(真言宗・真燎庵) との解説が付されてありました。 

     京のヘソ六角あたり名残雪