我もまた田を耕すものなり
初期に成立した『スッタニ・パータ』といわれる教典群にあることばです。「働かざる者は食うべからず」。ただし、耕（たが）やすとは＜心の田＞を耕（たが）やすことです。
釈迦（しゃか）のことば、すなわち仏教経典は、釈迦（しゃか）滅後（めつご）３、４百年を経て弟子たちによって編纂（へんさん）されました。『スッタニ・パータ』は、後に成立する大乗（だいじょう）経典群と比較すると、釈迦（しゃか）の教えがストレートに伝わるので興味（きょうみ）があります。この『スッタニパータ』については、中村 元著『ブッダのことば』（岩波文庫・青３０１－１）が手に入ります。もし興味があれば読んでください。
