百川海に学んで海に至る
中国の思想家楊朱（ようしゅ）の著した『楊子法言』（ようしほうげん）にあることばです。すべての川が海に向かって流れ、ついに海に至るように、学問も人格も＜すぐれた人＞を目標として、たゆまなく研鑽（けんさん）すれば、やがて、自らもその人物のようにすぐれた境地に至ることができる・・そんな意味となるのでしょう。
仏教では、すぐれた人を指して「善知識」（ぜんちしき）といいます。「善知識」（ぜんちしき）とは、すなわち、この世の真理に目覚めた人のことです。すなわち釈迦（しゃか）のことです。ですから、わたしたちは釈迦（しゃか）の教え、すなわち、仏教に親しむことが大切なのです。
