木魚歳時記 第1058話

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最後の糸が切れなければ風船は空にあがらない (石川 洋)

 「独りで行くほうがよい。孤独(ひとり)で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。林の中にいる象のように。」(ブッダ)
 ブッダとは釈迦(しゃか)のことです。釈迦(しゃか)滅後、釈迦(しゃか)の教えは、いわゆる「論蔵」(ろんぞう)としてより高度な内容へと大成化されます。しかし釈迦(しゃか)の教えそのものは、上記の「ブッダのことば」のような原始経典群の中によりストレートな形で示されます。興味があれば、中村 元訳『ブッダのことば』(岩波文庫・青301-1)を読んでみて下さい。

     粛々と独去独来いわし雲