木魚歳時記 第73話

f:id:mokugyo-sin:20131211170817j:plain

年の瀬に 灯る明かりや 蛸薬師

 「ホームページの<日付>が変でやんす」。そうです『最遊戯』は、毎週、月曜・木曜の<発売予定>でがんす。でも<しんぼたまらず>早めに載せてしまうのでがんす。

                *
 「爺の寺は由緒があるでがんす」。室町時代に記された『建内記』という書物には「万里小路嗣房卿の忌日に無量壽院の住僧が斎参した」とあるでがんす。無量壽院の第59世(爺のおやじ)は立派な和尚でがんした。あるできごとがあって、街の中で紙芝居の<懺悔奉仕>を始め、ついに「昭和の良寛さん」(京都新聞)と報道されたでがんす。ところが、息子の雲谷斎は破戒僧でがんす。脈々と流れる系譜に、どうして、このような<突然変異>が発生したのか?不思議な「因果」(いんが)といえるでがんす。
 この「因果」は、仏教ともかかわる、重要な言葉でがんす。