文治元年八月、新たに鋳造成った大仏開眼の供養があり、法皇は臨幸して御手ずから開眼し給うた。供養の卿相以下眼くらみ足わななき、みな辛うじて半階に達したばかりであったが、法皇は幾層の足台をよじ登らせて十六丈の形像を近く仰ぎ見させ給うた。(佐藤…
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