木魚歳時記第4597話

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 「あれはとても源空には澄憲僧都の如きフルナの弁はございません故、とういていその任ではなかったのですが、重源坊から院のたっての仰せと承り、そのかたちを追って真仏の思いをなすわ功徳を得る事と心得、まして天下に道あること顕然と大仏殿の日々旧に復する感恩の念に駆られ、分を忘れて出かけました」
(佐藤春夫『極楽から来た』)1237ー2

          球界の「新庄節」や秋うらら

 ボクの細道 摂津幸彦さん。「愛しきを抱けば鏡裏に蛍かな」(幸彦) 「愛しき」とは、誰のこと? それは作者の胸裏を確かめないとわからない。また「蛍」が何を暗示する? それはともかく、ボクは俳句形式の「自由律」に踏み込むことが出来ません。学びたい。嗚呼。

大人になるとは
孤独になること
(ヘルマン・ヘッセ)