法然を描かんとして、たまたま『平家物語』を繙(ひもと)いたわたくしは、ここで少しく『平家物語』を考えてみたい。というのはこの物語とのいま戒物と名づけられている段は、片鱗ながらも法然を伝えた最も古いものと考えられる節があり、そしてもし、原平家(三巻本)にしろ、『平家』がそこまで古いとすれば、我々の考えをもっと広く、いろいろな3までひろげて行けると思うからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1192-2
天高し女房の脛をかじりたり 脛(すね)
「ボクの細道]好きな俳句(2291) 安住 敦さん。「ある晴れた日につばくらめかへりけり」(敦) さて、女房には、お檀家さまのお相手、子育てから家事のすべて、などなど、まさに<常夜灯>半世紀でした。今、また世話(介護)になっています。悪いとは思いますが、秋晴れの天候のような気持ちで、ナムナムと齧(かじ)らせて下さい(汗)。
地を養えば
花は自らひらく
(石川 洋)