それにしてもあまりの急な事に、百官は狼狽し、女房などは泣き出す、福原に着いてみても宿るべき家もなく、路傍に宿泊するという有様で、もちろん内裏とてもないから、天皇(安徳)は頼盛りの、上皇は清盛の、法皇は敦盛りのと、それぞれに平家の別荘の主な…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。