荘園の運上(うんじょう・年貢)を停止する者が続出するうえに、近江のインチキ武者山下義経や柏木義兼は手下に延暦寺、園城寺の衆徒などをもまじえて、逢坂山や鈴鹿峠あたりに待ち伏せて運上品を横取りすることがしきりであった。荘園や知行国に依存する平家にとっては非常な痛ごとである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1093
風邪かしらともかく節のあちこちが
「ボクの細道]好きな俳句(2185) 桂 信子さん。「一本の白毛おそろし冬の鵙」(信子) 思いがけないところに白い毛を発見したときの驚きは想像が出来ます。「冬の鵙」(もず)の季語が効いて来ます。
『般若心経の意(こころ)』(5)
それは限りなき喜ひてあり 朗らかな
静けさてある
澄み輝く 般若空の 心よ
(小笠原秀實)