叡山のこの情勢は、さすがに平家をおびやかしたらしい。平時忠と藤原隆季とが相談して、清盛に遷都の事を謀ると清盛は、「もっとも然るべし。ただし老法師においては、お共に参るべからず」 といった。つまり勝手にしろ、乃公は動かぬぞといったわけである。…
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