木魚歳時記第4443話  

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 伊豆の頼朝の挙兵、熊野三山の別当湛増の謀反、その他諸方、貴族の知行国の目代が襲撃されるなど不穏な情報が続々と福原に達したのはこのころであった。
 そうして九月末日に福原を出発した維盛の頼朝追討軍が十月に富士川で大敗し、天下に平氏の威信を失墜することが大きかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1092

     うりずんや浜に白髪の爺さんが     

 「ボクの細道]好きな俳句(2184) 桂 信子さん。「外套なかの生ま身が水をのむ」(信子) ふむ。「外套」(冬季)とあります。それが、(渇いて)ゴクゴクと水を飲むの。なんとも凄い作品です。

『般若心経の意(こころ)』(4)

若葉にしたゝる日の滴か すへてを
はくゝみ育てるように 空の心はすへてを
許し すへての命を育てる 
(小笠原秀實)