木魚歳時記第4362話

f:id:mokugyo-sin:20201225074651j:plain

 時に高倉天皇は宝算十九歳であらせられたが御孝心の深い君で、おん父が鳥羽殿に入らせられて以来は寝食も遊ばさぬ御憂慮であらせられたと承る。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1012

       秋蝶は風の流れを知っている

 「ボクの細道]好きな俳句(2102) 波多野爽波さん。「折詰に鯛の尾が出て隙間風」(爽波) 「折詰」とあります。「鯛の尾が出て」とあります。祝宴(結婚式)の帰りの出来事でしょう。それにしても、「隙間風」(季語)とはきびしい! こんな作品を二物衝撃というのでしょうか?

  ごめいにち(御命日)はにさいちがごめいにちで、
  これがさいちが、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)