逮捕されて清盛の西八条邸に監禁され、きびしく糾弾されながらも、西光は一味への義理に決して口は割らない。しかし事が洩れたとあっては是非もないと、度胸のすわった男で、自白はしないが事実の否定もしない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)985
僧正のへろへろたどる冬紅葉
「ボクの細道]好きな俳句(2074) 永田耕衣さん。「歳月の胸をこおろぎ蹴り尽す」(耕衣)「歳月の胸」とは? 地表のごつい凹凸のことでしょうか? コオロギという極微の世界と「歳月」という悠久の時とを対比させたところが凄い。
さいちや、よろこびあてにするじゃない。
へ。へ。あとにのこるは、しん(信)じん(心)のつき。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)