すべて山門に対する対策で、いずれも強硬なものであるが、さらに驚く可く気の強いことには、常備の兵力もない院が長袖の別当成親を大将にして山門を討伐させようとしているのであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)962
まくなぎに一匹分の重さかな
「ボクの細道]好きな俳句(2051) 永田耕衣さん。「いづかたも水行く途中春の暮」(耕衣) 天から降ってきた水滴が寄せ合い、川となり、海と成り、雨雲となり「天」に帰る。この「水の循環」が青い地球(水の惑星)を作りあげてきたのです。春は万物の「いのち」が生まれる季節なのです。
しん(真)じつ(実)のよろこび、
くわんぎ(歓喜)がむねにみち、
なむあみだぶつに、もをし(申し)おられて。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)