木魚歳時記第4262話

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 相手は国司目代の舎人であった。彼と僧兵とは口論に激した末、僧兵は馬の尾を切り馬の脚をたたき折ったのを見て、舎人は逃げ帰り、国司の兵六百が来て寺に火を放ち焼き払った。僧兵の逆襲に目代は都に逃げ帰った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)919

       炎天を象がぶらぶら歩いてる

  ボクの細道]好きな俳句(2003) 池田澄子さん。「カメラ構えて彼は菫を踏んでいる」(澄子) 彼は、被写体に気を取られるあまり、足元に咲く菫(すみれ)を思わず踏んでしまいます。ボクは違います。被写体に接近する欲望を抑えきれずに、花壇に足を踏み入れ、花壇のやわらかい「床」を痛めてしまいました(汗)。

  ごかいさんさま、ごをんがあれば、
  わしも、ろくじのみな(御名)をきく。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)