木魚歳時記第4116話

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 「せめては似絵を蓮華王院にかかげたい。隆信にそなたを写させるぞ」
 とお言葉を残して御退出の後、隆信は黄に光る瞳や右の目じりの黒子(ほくろ)、額の皺(しわ)まで見のがさずに、洋々たる春の海のような面ざしを手ばやく写し取った。
(佐藤春夫『極楽から来た』)781

      セーターは濃紺がいいお父さん 

 「ボクの細道]好きな俳句(1863) 石田郷子さん。「いちにちのをはり露けき火消し壷」(郷子) さて、ボクの作る俳句とボクの体形は似ています。つまり、上五「標準」、中七「字余り」(胴長)、下五「字足らず」(短小)です(汗)。いまさらこれはどうにもなりません(笑)。また、マフラー同様、セーターもそのときの気分で決めます。お母さんの助言はフンフンと応じたふりをします(笑)。

  わしのみかた(味方)わ、だいひ(大悲)のをやよ。
  わしのみかたは、ちしきがみかた。
  これに、わたしが、たすけられ、
  ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)