木魚歳時記第4042話

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 これはその場に居合わせた中宮の侍女で重盛の次男資盛の愛人であった右京太夫がありのままを記したものであるが、平家の公達の生活というものは、さながら全盛期の藤原氏の日常生活をそっくりそのままのように見える。
(佐藤春夫『極楽から来た』)710

       裸木に触れて洞を見つけたり  洞(うつろ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1789) 有馬朗人さん。「祇園会や千の乙女に千の櫛」(朗人) 「千と千尋の神隠し」とか、あのアニメのことを連想します。文芸作品に接したとき、いろんな連想を読者に与えるのは、その文芸作品が優れていることだ、と、そう思います。

 鶸(ひわ)5  すると、父は、遠くの方から、私と同じように面白がって、彼らの華やかな行き来、血のように赤い、また硫黄のように黄色い色の飛び交うさまを眺めていた。