木魚歳時記 第3912話

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(二)名誉ある源氏の大将頼光の弟頼親が殺し屋ではなかったかと疑われるというのは、ほかでもない。関白道長の日記『御堂関白記』(みどうかんぱくき)には頼親のことを記して「件(くだんの)ノ頼親は殺人ノ上手ナリ、度々コノ事アリ」という奇妙な文句が見えるからである。
 この文句はどう見てもただ戦場の勇士であったという単純な意味とは見えない。有能な殺し屋と読んで間違いないであろうか。
(佐藤春夫『極楽から来た』)593

      しつかりと尻に疵もつ種瓢   疵(きず) 種瓢(たねふくべ)

 「ボクの細道]好きな俳句(1661) 森 澄雄さん。「菜の花の風まぶしくて畔蛙」(澄雄) 菜の花が一面に咲くのは美しい。くわえて、蛙(かはづ)の合唱という「おまけ」までつくと・・それはもう最高の状態です。さて、コアラは、一日の大半を寝て暮らします。眠ることで、エネルギーの消費を抑え、蓄積したエンルギーの大半を、ユーカリの葉(主食)に含まれる毒素の分解に費やすそうです。ボクも、永年にわたり蓄積した煩悩を排除するためお昼寝します(汗)。

 兎(うさぎ)6 しかし、ウグリは急に気分が悪くなってくる。昨日からむやみに腹が張って、胃袋がへんにだぶついている。で、全くのところ、食い過ぎていた。サラダの一枚くらいは、別に腹が減っていなくとも食えるものだが、彼はもうなんとしても食えない。彼はその葉を放すと、いきなり自分の糞(ふん)の上に寝転がって、小刻みに痙攣(けいれん)しだす。