木魚歳時記 第3911話

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 ひとり多田源氏とばかりは限らず、総じて初期の武士というものは、荘園の番犬みたいなもので、いわば人間ブルドッグや土佐犬の類で、ロクな人間のする仕事ではなく、武士団は現在のヤクザにの結社に似た存在であったらしい。
 もとより武士団の棟梁にもまれには立派な豪傑もいただろうが、多くはヤクザの団体のボス相応な人物であったと見える。現に頼光の弟の頼親なども殺し屋だったのではないかという疑いせもある。そう思われる証拠が残っているからである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)593

      廃屋にごろんごろんと花梨の実   花梨(かりん)

 「ボクの細道]好きな俳句(1660) 森 澄雄「眼鏡はづして病む十月の風の中」(澄雄) 「眼鏡はづして病む」とは? 身体が腫れた切れたの病ではない? 眼鏡はずして、ホッ、一息というところでしょうか。さて、コアラは、ユーカリの木に抱きついて一日の大半を過ごします。それは、防暑対策だそうです。コアラは、水を飲みませんから、発汗で体温を下げることが出来ません。ですから、冷たい木の幹に抱きついて体温を下げるのです。ボクも、冬の寝苦しい夜。一度「抱き枕」をしました。しかし、寝返できないので・・すぐに放り出してしまいました(汗)。

 兎(うさぎ)5 彼らは、笑ってこそいないが、どうやらふざけあっているように見え、葉っぱをすっかり食ってしまうと、兄弟の愛撫(あいぶ)で唇をよせ合うように見えるかもしれない。