その時の御譲位の詔書には天皇のおん意志では皇太子に譲位の趣を記載のはずであったものを、法皇が詔書を草する者を諭してか、皇太子を皇太弟と書かせていたから、天皇は大に驚き給い、その復原を鳥羽法皇に交渉されたが、法皇はお聴き入れがなく、天皇はそのまま神剣と玉璽（ぎょくじ）とを体仁に譲られた。
（佐藤春夫『極楽から来た』）428
春宵のロダンの像のモダニズム
「ボクの細道］好きな俳句（1483） 矢島渚男さん。「島の子のみんな出てゐる夜店かな」（渚男） 夜店の出る日は、島の子もみんな夜店なのでしょう。楽しみが少ないこともありましょうが、島の大人も子どもたちも、みんな支え合うのが島の暮しなのでしょう。さて、アブラムシ（２） イバラヒゲナガアブラムシとおなじ東アジアの草原にいるクロオオアリは、アブラムシのおしりに口をつけて、アブラムシのおしっこを飲むそうです。アブラムシが野菜や果物から摂取した汁液の残りカスを頂戴する代わりに、アブラムシの敵を追い払う役割を果たすのです。ふと、人類目ヒト科に居る「ヒモ」のことを思い浮かべてしまいました（笑）。
