木魚歳時記 第1851話

f:id:mokugyo-sin:20140115105644j:plain

伏見稲荷大社

  伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、全国に約四万あるという稲荷神社の総本社です。和銅四年(611)に、秦伊呂具(はたのいろぐ)が稲荷山の三ヵ峰に社を建て、三柱を祀ったのが始まりと伝えられます。稲荷山は、古くから神奈備山(かんなびやま)として信仰されていため、この地に勢力を持った秦氏が、五穀豊饒(ごこくほうじょう)を祈って農耕神を祀ったのが始まりといわれます。『山城国風土記(ふどき)』によれば<稲成り社>が稲荷の語源であることが示されています。一月五日の<大山祭>、二月の<初午祭>、五月の<稲荷祭>、十一月の<ふいご祭>などが有名です。ご利益は商売繁盛が圧倒的ですが、他に、肩こり、咳止め、家出人探し、など。(伏見稲荷大社・伏見区・深草藪ノ内町)

     山道は雪がどんどん深くなり