木魚歳時記 第1852話

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市比賣神社

  市比賣神社(いちひめじんじゃ)は、延歴十四年(795)藤原冬嗣が平安京の東西市の守護神として創建したと伝えらます。平安末期に生後五十日目の子供に餅を買い与える風習が生まれ、安徳天皇誕生の折にもそれが行われたと伝えられています。境内にある<天の真名井>(あめのまない)と呼ばれる井戸は、皇子誕生の際に産湯(うぶゆ)として用いられたという言い伝えもあるようです。「比売」(ひめ)が「姫」と訛ったのでしょうか?近年、女性の人権保護の機運に伴い、女性の願い事を祈願する神社として宣伝されているようです。ご利益としては、女性守護はもちろん、カード供養という珍しい神事もあるようです。(下京区・市姫通下寺町東入る) 

      大寒の立木が裂けて鳴るらしき

注記:『木魚歳時記』は、第1852話をもって、ホ-ムページ より「引っ越し」が完了しました。由って、次回より、各日、1回分の更新を予定しています。