木魚歳時記 第1220話

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松尾

 松尾大社(まつおたいしゃ)といえばお酒の神様として有名です。これは、昔、このあたりを支配した渡来人の秦(はた)氏一族が、酒造技術を伝えたからであるとといわれています。また、松尾の裏山から湧き出る霊水が、酒造の祓(はらい)行事と結びついたからともいわれています。マツオは正しくはマツノヲというのが古い言い方です。マツノヲはマツリヲ、すなわち「祭りの尾根」といのが語源であるそうです。マツリ(祭)の語源は、マツ(待つ)でありますから、松尾とは「待尾」、すなわち神の降臨のお待ちするところ。裏山は神祀る尾根となるわけです。
阪急嵐山線松尾

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