木魚歳時記 第1849話
城南宮(じょうなんぐう)
城南宮。この神社の創設については、平安京の南の守護神、城南寺(当時)の鎮守社、応徳三年(1086)「鳥羽殿」建立時に守護神として創設された・・など諸説があるようです。ともかく、城南宮は古くから<方除け>の神として信仰を集めてきました。祭礼として競馬(くらべうま)、流鏑馬(やぶさめ)などが盛大に行われていたそうです。その後、幾多の変遷を経て、現在、十月十六日に近い日曜日に行われる<城南祭>。また、四月二九日と十一月三日に行われる<曲水の宴>は、王朝風の伝統行事を再現したものとして多くの参拝者を集めています。また、一月二十日には<湯立神楽>の奉納が行われます。ご利益は「方除け」。(伏見区・中島宮ノ後町)