木魚歳時記 第1839話

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 梅宮大社(うめのみやたいしゃ)

 梅宮大社は、主神に酒解神(さけとけのかみ)、酒解子神(さけとけのこかみ)を祀る<酒の神>の神社です。平安遷都(せんと)後、仁明天皇の時代に、山城の国・相楽郡井手からり現在地に移ったと伝えられます。檀林皇后(橘嘉智子)に皇子が恵まれなかったところ、当社に祈願して仁明天皇を生んだことから、本殿の東にある<跨げ石>は子宝に恵まれるという信仰を集めてきました。また、梅宮大社の白砂は安産のお守りとされます。本殿の西には<影向石>とよばれる三個の石がありまが、これは紀州熊野より三羽の烏が飛来して石と化したと伝えられます。すなわち熊野社の流れを汲むものです。また、この社はカキツバタの名所でもあります。(右京区・梅津フケノ川町)

     酒好きのここにあつまる掘炬燵