木魚歳時記 第1703話

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 摂理(せつり)

 釈迦族の王子シッダルタは、父浄飯王(じょうぼんおう)と郊外に出られました。そのとき農夫が畠を耕していると、土の中から一匹の虫が出ました。そこへ鳥が舞い降り、虫をついばんで去りました。それを見たシッダルタは深く考え込んだと伝えられます。シッタルタ王子の人間性の一面を示す挿話であります。遥か2500年の昔、北インド(現在のネパール付近)で起きた小さなできごとでした。

    ぶだう・くり・どんぐり・くるみ・茸山