木魚歳時記 第981話

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垣がひくうて朝顔は、
どこえすがろとさがしてる。
西もひがしもみんなみて、
さがしあぐねてかんがえる。
それでも お日さまこひしうて
けふも一寸また伸びる。(金子みすゞ

 シッダルタ王子は18歳でヤショダラ妃と結婚をされ、ラフーラという男子をもうけられます。ところが10年後の或る日、お城の東門のところで老人と出逢い、南門のところで病人と出逢い、そして北門ところで出家者(しゅっけしゃ)と出会われます。その出家者(しゅっけしゃ)のいいようもないもの静で清らかなお姿にうたれ、シッダルタご自身が出家(しゅっけ)することを決意されたと伝えられています。シッダルタ王子29歳の時でありました。

     もういちど兎抱きしめ卒園す