木魚歳時記 第1710話

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 悟りへの道

 シッダルタは29才のとき、王位、妻子などすべてのものを捨て、沙門(しゃもん)すななわち修行者となるために出家(しゅっけ)をされます。この時代の沙門(修行者)の修行方法は大きく分けると二つあります。すなわち、①「禅定」(ぜんじょう)と、②「苦行」であります。「禅定」とは、心静かに瞑想して真理とは何かについて観察することです。「苦行」とは文字どうり断食を始め、あらゆる身体的鍛錬により、それを極限まで高めることで悟りに到達することです。

      蜜柑むくときひとは母おもふ