加藤清正(かとうきよまさ)が「文禄の役」(ぶんろくのえき)に朝鮮(ちょうせん)より持ち帰って、秀吉(ひでよし)に献上(けんじょう)した椿(つばき)が地蔵院(じぞういん)に植えられているそうな。
「急がなくてもいいことを、
あなたは急いでいる(『大集経』
地蔵院の椿(つばき)は、椿寺(つばきてら)と呼ばれるほど有名なそうな。樹齢(じゅれい)約四百五十年、五色の花びらが、桜のようにハラハラと散ることで有名なそうな。速水御舟(はやみぎょしゅう)の日本画「名樹散椿」のモデルともいわれている。現在は、この椿の二世椿が四月初旬に見ごろを迎えるそうじゃ。また、この寺には「鍬形地蔵」(くわがたじぞう)の伝説も伝わるそうな。<地蔵院:大将軍川端町二>