木魚歳時記 第783話

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 「法爾自然」(ほうにじねん)と申します。ただひたすら<ありがまま>にお念仏をしなさいということです。法然上人さまは、これで浄土宗をお開きになりました。

 「悲しいことが多いのは
   自分のことしか分からないからだ」(石川 洋)

 「<ありがまま>てええなぁ」と、ボク。「ほならそうしいな」と、大黒さん。「つい、意地が出てしまうねん」と、ボク。「意地ならいいけど、あんたはプライドだけやんか」と、大黒さん。沈黙のボク。「しんどいやろ?プライドなんか捨ててしまい。ええ歳して・・」と、大黒さん。沈黙のボク。大黒さんのいうとおりや。つまらんプライドなんか、きっぱり捨てることにしょう。ほんまやろか?

     草庵に男一匹木瓜の花