木魚歳時記 第473話

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 お庭の奥の藪がガサガサと音を立てて揺れ、動物がのたうちまわっている様子。悲鳴は高くなり、苦しげな息遣いまで聞こえます。あれは確かにイタチの声では?(イタチの声は聞いたこと無いけど、ネコやネズミとは違う) 。イタチを捕まえられる動物って・・・・この状態では「ぬしさま」(巳)しか考えられん。えええ!? み、見たくない!と、突然ごんが現われ、その藪の方に走って行きました。あーダメ!「マテ!ごんマテ!」・・・言うこと聞かないアホなヤツ。そこで何を見たか?ごんも固まってしまいました。クンクンクン、泣きながらじっと見つめています。犠牲者の悲鳴は小さくなってゆきました。ごめんね、イタチ君。ぬし様は、朝、お庭にやってくる小鳥さんを待ちうけ、狩をされるのです。それと遭遇したイタチ君が小鳥の身替りとなった?やがて、一目散に戻ってきたごんは、すごいものを見た後でも食欲だけは・・・お庭で遊んでいるごんには日常のことなのかも・・・(ごんママ)

 「いのち」の問題は、釈迦の教えの出発点です。このホームページでも、これから何回も考えてゆきましょう。